漆喰アートウォールとは
Shikkui art wall
漆喰アートウォールhbのある未来
Future
漆喰アートウォールhbとは、深みのある陰影が美しい日本の伝統色のアクセントウォールです。
古くから親しまれてきた色合いを建築壁材に落とし込み、漆喰と染料で表現しています。
光や場所、そして時間の経過によって変わりゆく表情は、日常の生活に彩りを添えてくれます。
京都で建築の設計をしていると、町家や寺院などの歴史的建造物に携わる機会が多く、
それらに使われている漆喰の魅力に触れ、漆喰を現代の建築にもっと活かしたい、
デザインの選択肢に取り入れたい、と考え始めました。
様々な素晴らしい素材がたくさん存在する現代において、
「漆喰のある暮らし」提案として、「漆喰で空間を染める」ことができないかと想い、
この漆喰アートウォールhbの開発に踏み切りました。
京都は古くから友禅染などの染技術が発展していて、
その技術力や美しさを追求する精神は今も引き継がれて進化しています。
そして、社寺仏閣が多いことから漆喰を塗る左官技術は全国の中でも群を抜いています。
その技術力を研究応用し、漆喰アートウォールhbは顔料ではなく染料で色を付けています。
それを京都の技術高い職人に塗ってもらうことで、「京都で漆喰アートウォールhbを販売する意義」を強く意識しています。
長い時間をかけこだわりの染料で染めた深みのある色合いや、
日本庭園や水墨画をイメージした塗りパターンを開発しました。
漆喰は、奈良時代に仏教の伝来とともに大陸から伝わった歴史があります。
世界各国に存在し、現在も世界中で使用されています。
島国である日本では、日本人特有の繊細さと緻密さにより、
白く滑らかで造形性の高い材料として独特の発展を見せました。
現在は、日本の漆喰はSHIKKUIとして世界の中でも特別な存在になっています。
石灰と水を主原料とする漆喰は、自然由来の建築材であり、
二酸化炭素(CO2)を吸収しながら硬化し続ける性質があり、
年月が経つほど硬化が進み、理論的には最後は石灰に戻ります。
いわばCO2を吸収し続ける壁です。
さらに漆喰は機能性に優れています。
「防カビ性」「消臭力」「調湿性」「抗菌性」「明光性」「ホルムアルデヒド吸着」「不燃性」の
効果が高く、室内に施工すると空気環境を整えてくれます。
シックハウス症候群や環境汚染が問題視されている現代だからこそ、
多くの機能を持つ漆喰に再注目し、「漆喰アートウォールhb」を通じて
漆喰の魅力を知っていただき、
「クロスを選ぶように漆喰を選ぶ。」そんな常識が広がることを心から願っています。
代表取締役 岡本 順子